2017/11/27

社交ダンスで『リードが伝わらない!』と男性を責めてはいけない理由

社交ダンスを踊るときは、男性は女性をリードしなくてはなりません。
どんなに踊りにくくても、男性は女性をリードしなくてはならないのです。



まぁ~、でも、女性でリードしたがる人もいます。。。



確かに、社交ダンス初心者の頃は、女性にリードされると助かります。

そう、初心者の頃はカウントに合わせステップするだけで精一杯だからです。

でも、ある程度踊れるようになると、その女性のリードが男性の成長とモチベーションを奪っていきます。



女性としたら親切心でやっているのでしょうが・・・



まぁ~、難しいところですね。。。





『リードが伝わらない!』





先日のパーティーダンスで、私はこのようなことを言われました。

どうやら私のリードが、この方には伝わらなかったみたいです。(汗)



パーティー前日、先生に「大丈夫!」って言われたのに・・・



練習と同じように踊ったつもりなのですが、この方には全く伝わらなかったみたいです。

ステップするたび足を止め、何のフィガーか?質問してくる彼女に私は、フィガー名を答え説明しました。そして、ありがたいアドバイス?を受け、ペコペコヘラヘラしながら平然を装いました。



そう、相手の自尊心を傷つけないように・・・



って、むしろ相手の自尊心が満たされるように会話を続けました。



あぁ~、正直めんどくさいです。。。



言いたい放題言われて・・・



それでも、100%私が悪い体で話を進めなければなりません。



はぁ~・・・



言いたいことを言ってもめるのは嫌だし・・・



そう、彼女の横繋がりが一番めんどくさいんです。



悪いうわさがたつと、私と踊ってくれる人がいなくなるかもしれません。



それだけは何としても避けねばなりません。。。



いろんな思いを抱えながら、私はこれ以上自分のテンションが下がらないように努めました。





なぜリードが伝わらなかったのか?





私はこのことについて考えてみました。

練習通りリードしようとしたのですが、彼女には全くリードが伝わりませんでした。

というより、ホールドを組んだ瞬間、”踊りにくそう?”と感じました。



なんでだろう??



①ホールドの枠がない(女性との空間がない)

②右半身は骨盤までべったり体が密着している

③ステップしようとするたびに不満を言われる



たぶん、この3つが原因です。





①ホールドの枠がない(女性との空間がない)

スッテップしようと前進すると、腕が抜ける?感じがして男女のホールドのテンションが作れません。。。

たぶん、彼女のホールド(肩が外旋、肘が内旋のロック)がきちんとできてないのが原因です。

そのせいか?CBMPをすると私の上体が前かがみ気味になり縦軸が崩れてきます。


相手の重さを受け入れて踊ろうとした私にも問題がありますが・・・




②右半身は骨盤までべったり体が密着している

ホールドを組んだとき、私の右半身は肩から股関節までピッタリ彼女の体をくっつけられました。

あっ、胸だけは外れていますが・・・顔が近すぎます。。。

なんか、映画のワンシーンでよく見る感じのあれですね。


愛し合う2人がするのならいいのですが、今から踊ろうとする2人がこれでは・・・




③ステップしようとするたびに不満を言われる

たぶん、①②が原因で、私は上手くステップができませんでした。

きっと、そのステップが彼女を不満にさせたのでしょう。

ステップするたび彼女は足を止め、フィガー名を質問し説明し、私はありがたいアドバイスをもらいました。


私がもっと上手ければよかったのかもしれませんが・・・





『リードが伝わらない!』と男性を責めてはいけない理由





『リードが伝わらない!』って、ストレートに言われると、やっぱりへこみます。。。(苦笑)



だって、練習とトレーニングをあれだけがんばったから・・・



「以前より上手くなった!」とか「練習とトレーニングの効果はあった!」とか、少しでも自分が成長したとを確認し、自信を付けたくて踊りに来ているのです。

しかも、女性をリードしなくてはならないというプレッシャーを抱えながら・・・



こんな男性(私)が『リードが伝わらない!』って、ストレートに言われたら??



知らない間に心が下を向きます。

聞き流していても、無意識に心が下を向きます。


そう、どんなにメンタルの強い人でもマイナスの言葉(言霊)をぶつけられ続けると、無意識・無自覚に心が下向きになるんです。

そして、心が下を向くと知らない間に姿勢も下を向いてきます。

つまり、知らない間に前かがみになったり、ホールドが落ちるということです。



これではリードが伝わらなくて当然ですよね。。。



では、こんなことを言った彼女が悪いのか?というとそうでもなく・・・、悪いことは悪いと言わなくてはなりません。それも思いやりのひとつです。



でも、問題はそこではなく、”言い方とタイミング”です。



これが上手い人は、フォローも上手いと私は考えます。



そして、そういう女性は、世間一般で”あげまん”といいます。





『リードが伝わらない!』と言う女性の立場で考えてみた





なぜ彼女は『リードが伝わらない!』と私に連呼したのか?女性の立場で考えてみました。



・初めて踊る人で不安だったから

・先生のリードと違ったから

・自分の中で完璧なリード像があるから

・言いやすかったから



と・・・、これ以上は私の心が折れるので・・・(汗)



私にも思いがあるように、彼女にもいろいろな思いがあると思います。

でも、今回の場合は、”私がしっかりリードしていれば彼女は口を出さなかった”はずです。



つまり、私が悪いんですね。。。



でも、完璧な人間がいないように、完璧なリードもこの世に存在しないと私は考えます。

ダンスの価値観、考え方、方向性など、個々微妙に異なる限り完璧はないはずです。



だから、私から彼女に一言。




微妙なアクションを受け取ってほしい!!




担当の先生とのリードの違いだけではなく、いろんな角度で考え受け取ってほしいのです。



こんなパターンもあるんだって・・・



「これは社交ダンス初心者がするリードだ!」とか・・・

「その中でも身長や体重、年齢や性格などによってリードの仕方は微妙に違う」とか・・・



例えば、体が細く性格がオラオラ系だっらどんなリードをするでしょうか?

オラオラリードをしてくるかもしれないし、反対にすごく繊細にリードしてくるかもしれません。

もしかすると、その人の中ではいろいろなリードの使い分けをしているのかもしれません。

そういう微妙な違いは、その人の個性となってダンスに表れるはずです。



もし、完璧なリードがあるのなら、ダンスに魅力を感じることも感動することもないでしょう。



あっ、もちろん、基本あってのことです。

基本のない個性は、ただの自分勝手にすぎません。



まぁ、個性から入る基本もあるでしょうが・・・



でも、結局基本にたどりつくんですよね~・・・



って、話がズレてきました。。。(汗)





私は女性ではないので女性の気持ちを完全に理解することはできません。

でも、相手をできるだけ不快にさせないように理解しようと努力することはできます。



ちょっと曖昧な表現ですが・・・



たぶん、これが私の彼女に対する思いやりです。



そして、この曖昧なところが、彼女と踊った時のリードにでていたのかもしれません。。。



でも、私の本質はそこではないんです。



たぶん、彼女は私の本質に気付けなかったから・・・





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